鎌倉ひとり旅

上総介供養塔と上総広常館跡 朝比奈 十二所

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横浜市金沢区の朝比奈バス停の近くに上総広常の供養塔と言われる上総介供養塔・上総介塔があります

横浜環状4号線金沢八景方面行きの朝比奈バス停の横にあり、朝夷奈切通しの横浜側の入口が近いところです

上総広常の供養塔だと気づく方は少ないのかもしれません

朝夷奈切通しの鎌倉側の十二所に出たところ、今の十二所果樹園のあたりが上総広常の鎌倉の館があったところではないかと言われています

上総広常の供養塔 上総介供養塔 横浜朝比奈

上総介供養塔・上総介塔 朝比奈バス停 横浜市金沢区

上総介供養塔・上総介塔
上総介供養塔・上総介塔

横浜市金沢区朝比奈の朝比奈バス停の近くにある上総介塔です

横浜横須賀道路の朝比奈インターが近く、横浜環状4号線という幹線道路沿いにあるので、割と交通量の多い道路沿いです

日頃、バスなどでよく通過するところなのですが、2022年2月25日、横浜自然観察の森経由で朝夷奈切通し、鎌倉十二所へと歩く途中で寄りました



上總之介塔(上総介塔) 【Google Map】
【住所】 日本、〒236-0034 神奈川県横浜市金沢区朝比奈町513-ロ1
電話番号・URL・Plus Code・施設情報・口コミなどはMapをクリック

金沢八景方面行きのバス停のすぐ横です

朝夷奈切通しを歩いた際には寄っていただきたい場所です

上総介供養塔・上総介塔
上総介供養塔・上総介塔

上総広常はNHK大河ドラマに重要人物として登場していますから、鎌倉殿・横浜金沢という旗が立てられてます

上総介供養塔
上総介供養塔

上総介供養塔・上総介塔への行き方

朝比奈バス停は朝夷奈切通しの横浜側の入口の近くにあります

朝比奈バス停は通過するバスは以下の2つです

・東海道線の大船駅と京急線の金沢八景駅とを結ぶ神奈中バス

・鎌倉駅・鎌倉霊園太刀洗と金沢八景駅を結ぶ京急バス

上総介塔だけを目的に行く方は少ないと思います

切通しハイキングや横浜の市民の森ハイキングのついででしょう

朝夷奈切通しを歩くなら、すぐですから立ち寄ってみてください

自分で朝夷奈切通しを歩く際は、だいたい横浜側から入るのですが、朝夷奈切通しは横浜側から歩く方が上り坂が少なくて済むので楽に歩けます

鎌倉側から登るとけっこう長い上り坂が続くのです

鎌倉の天園ハイキングコースも同様なのですが、鎌倉側は海の近く、横浜側は丘の上なので、横浜側から入ると標高差が少なく、最初に少し登って後は坂を下るというルートになるのです

歩きを楽にしたい方は横浜側から入ることも考えてみてください

上総広常ロス 鎌倉殿の13人

追記です

2022年4月19日に追浜へ行く際、バイクで上総介塔の前を通りました

お花やお供物がありました

日曜日に鎌倉殿の13人で上総広常が梶原景時に斬られましたからね

紀行でこの場所も紹介されていましたし、訪れる方が増えたのでしょう

上総介供養塔 横浜朝比奈バス停の周辺

浄林寺跡と横浜の古木名木イヌガヤの木

古いお堂と大きな木があります

浄林寺という明治のころには廃寺になったというお寺の跡があり、横浜の古木名木イヌガヤの木があります

お寺の階段跡のような痕跡が残っていますが、今は人が歩ける状態ではないようです

裏から回ることができます

浄林寺跡
浄林寺跡

朝比奈北市民の森を歩くハイキングコースの入口

こちらからお寺の跡に入ることができ、イヌガヤの木とお堂の近くにいけます

朝比奈北市民の森
朝比奈北市民の森

大きな木です

浄林寺跡イヌガヤの木
浄林寺跡イヌガヤの木

朝夷奈切通しの入口の朝比奈町内会館のところにもご神木のような大きな木がありますね

いわれは知りません

侍従川と梅林

朝比奈バス停付近侍従川
朝比奈バス停付近侍従川

朝比奈北市民の森の山の脇を流れる侍従川

朝比奈峠から金沢八景へと流れる川です

川沿いに梅林がありました

朝比奈バス停付近梅林
朝比奈バス停付近梅林

訪れたのは2022年2月25日

ちょうど梅の花が咲いていました

朝比奈バス停付近梅林
朝比奈バス停付近梅林

上総介供養塔・上総介塔から朝夷奈切通しへ

朝夷奈切通しへ 朝比奈側入口から

朝比奈バス停付近
朝比奈バス停付近

金沢八景方面と大船方面の朝比奈バス停のちょうど真ん中あたりにある朝夷奈切通しの入口

入口には国史跡の案内板があります

鎌倉と六浦とを結ぶ重要な交通路であり、防御施設だった切通しです

上総介はその名の通り房総半島の上総国を治めていたので、鎌倉と六浦の行き来はしていたのでしょうね

北条義時の息子の北条泰時が朝夷奈切通しの大改修工事をしたそうです

朝夷奈切通し案内板
朝夷奈切通し案内板

朝夷奈切通しの入口です

台風の影響で長い間通行止めだったのですが、復旧が済み開通しています

朝夷奈切通し横浜側の入口
朝夷奈切通し横浜側の入口

朝夷奈切通しへと入ります

朝夷奈切通し庚申塔
朝夷奈切通し庚申塔

このあたり横浜側からだとすぐですね

この先にも熊野神社との分岐があり、両脇の切通しの景色が続きます

そして登り切ったあとは、鎌倉十二所へ向けて長く降っていきます

朝夷奈切通し
朝夷奈切通し

朝夷奈切通しへ 鎌倉十二所側 三郎の滝

鎌倉十二所側の朝夷奈切通しの入口

三郎の滝

朝夷奈切通し・三郎の滝
朝夷奈切通し・三郎の滝

三郎の滝の横にある朝夷奈切通しの石碑には、朝夷奈義秀が朝夷奈切通しを一晩にして開いたという伝説も書かれています

朝夷奈義秀は和田義盛と巴御前の子で怪力であったとも言われています

和田義盛は初代侍所別当で鎌倉殿の13人のひとり

木曾義仲の側近の女武人かつ側室だった巴御前です

木曽義仲が源義経・源範頼に討たれた後、落ち延びた巴御前は、鎌倉で和田義盛に美しさと勇猛さから望まれて妻になっていた

そして和田義盛と巴御前の子の朝比奈義秀は怪力で朝夷奈切通しや和田合戦でも活躍したとの伝承です

朝夷奈切通し
朝夷奈切通し

梶原太刀洗水 上総広常を斬った梶原景時

上総広常を斬った血を洗い流した梶原太刀洗水

謀反の疑いのある上総広常を斬った梶原景時が太刀についた血を洗い流した湧水と伝わるのが朝夷奈切通しの入口の近くにある梶原太刀洗水です

大倉御所で双六をしている最中に突然上総広常を斬り殺した梶原景時

すぐさま十二所の上総広常の館も襲撃したそうです

そして太刀についた血をこの梶原太刀洗水で洗い流したと伝わります

梶原太刀洗水
梶原太刀洗水

2月25日という冬ですから草には覆われていない状態

こちらが梶原太刀洗水です

鎌倉五名水と言われる湧水のひとつです

梶原太刀洗水
梶原太刀洗水

よくみると祠のようなものが中に見えます

梶原太刀洗水
梶原太刀洗水

こちらの写真は7月の夏の様子

草が伸びますので看板も祠もほとんど見えなくなってしまいます

見逃してしまいそうです

梶原太刀洗水
梶原太刀洗水

上総広常を斬った梶原景時は源頼朝の死後、御家人たちの弾劾を受け失脚、所領の相模国一之宮の館に引き下がります

その後、京へ向かおうとして静岡で在地の武士に討ち取られてしまいます

こちらは梶原景時の鎌倉・寒川のゆかりの地

上総広常館跡 鎌倉十二所果樹園付近

上総広常館は朝夷奈切通しの鎌倉十二所側

上総広常の鎌倉の館跡は朝夷奈切通しの鎌倉側の入口付近の十二所にあったのではないかと言われています

特に上総広常の館跡の石碑や案内板があるわけではありません

十二所果樹園のあたりにあったらしいという話は聞きますが、何もないようです

梶原景時が上総広常館を襲撃した後に、血のついた太刀を洗ったと言われる梶原太刀洗水と呼ばれる湧水があるだけです

上総広常の供養塔は、館があったと言われる鎌倉の十二所ではなく、横浜側の朝比奈なのですよね

朝夷奈切通し十二所入口
朝夷奈切通し十二所入口

朝夷奈切通し鎌倉側入口のさらに東へと進んだ奥にある十二所果樹園

この十二所果樹園のあたりに上総広常の鎌倉の邸があったそうです

目印になるものは何もないようです

上総広常館跡 十二所果樹園付近

2021年7月 十二所果樹園へと向いました

十二所の東の山に三方を囲まれた十二所果樹園

三方を山に囲まれたところに構えられた屋敷が多いですね

梶原景時の鎌倉の館も十二所で明王院の奥のようですが山に囲まれています

鎌倉常盤の北条氏常盤亭のタチンダイも山に囲まれています

守りやすい地形ということでしょうね

十二所果樹園入口
十二所果樹園入口

果樹園の梅林から先は山ですから梅林のあたりまでのどこかに屋敷が構えられていたのでしょうね

十二所果樹園
十二所果樹園

十二所果樹園の梅林の道です

十二所果樹園
十二所果樹園

十二所果樹園の展望台

十二所果樹園の中にある展望台です

鎌倉の山々と富士山や大山、伊豆半島が一望できる展望台です

十二所果樹園・展望台
十二所果樹園・展望台

夏(2021年7月)の景色ですが、富士山は雲に覆われていました

雲がなければ反対側には東京湾、房総半島も見えるところです

十二所果樹園・展望台
十二所果樹園・展望台

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