北条泰時が義母の供養のために建てた粟船御堂が起源と言われる常楽寺です
本堂の裏には北条泰時の墓所があります
粟船というのは大船の地名の由来になったと言われています
大船は大昔は入り江で船が入ってきていたのですね
鎌倉の歴史・寺社・謎解き散歩大船 常楽寺 北条泰時建立が起源の古刹
粟船山常楽寺 大船にある古刹 三代執権北条泰時が建立

常楽寺は大船から1.2kmです
三菱電機の東側にあります
大船駅あるいは北鎌倉駅から歩いて行けますが、大船からのバスも通っています
常楽寺
【住所】 日本、〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船5丁目8−29
詳細情報・口コミは地図をクリックしてご覧ください
常楽寺は1237年 北条泰時が建立した粟船御堂がはじまり
北条泰時の法名の常楽寺殿から寺名がとられているとのことです

山門は鎌倉市の指定文化財です
歴史を感じさせる立派な門です

参道はみどりで覆われています
木がそれほど高くないので明るいです

本堂前も木が覆っています
左は大きないちょうの木
台風で倒れたようです

常楽寺 阿弥陀如来像が安置されている仏殿

仏殿は神奈川県の重要指定文化財です
元禄4年、1691年建立

阿弥陀三尊像
木造阿弥陀如来及び両脇侍像
仏殿本尊も鎌倉市の指定文化財

天井には狩野雪信筆の「雲龍図」

仏殿とならんでいるのは文殊堂
文殊菩薩が安置されているそうですが扉は閉ざされていました

常楽寺の梵鐘は建長寺・円覚寺の梵鐘とともに鎌倉三名鐘と呼ばれるそうです
国の重要指定文化財
鎌倉国宝館にあるそうです
常楽寺 三代執権北条泰時の墓所
常楽寺の本堂の裏手 三代執権北条泰時 墓所

北条泰時の墓所は仏殿の裏です

右が北条泰時公の墓と記載があります

3つのお墓が並んでいますから、囲いの中の右側を見てください

右の奥に見えるのが北条泰時墓所

左側の墓は形を整えていない石を重ねたような感じですね
北条泰時の墓のほうが形は整っています

3つのお墓が並んでいます


常楽寺 本堂横の庭で休憩

仏殿の右側に行くとベンチのような木が横たわっています

緑の多い庭です

仏殿前のイチョウの木
真ん中の木は大正時代に台風で倒れ、さらに地震で傾いたと書いてあるようです

倒れた幹を囲むように周りの木のほうが高くなっている

ガジュマルの木みたいになってます

文殊堂への通路の横に立っているのですが、石塔のあたまに何かついています

常楽寺 粟船山 木曽義高の墓 木曽塚
常楽寺 木曽義高 墳墓

常楽寺の入口には北条泰時公、木曽義高公の墳墓と書かれています

木曽義高公の墓は山門まで行って、左の脇の道を山の方へ入っていくとたどり着けます

常楽寺 木曽塚と姫宮の祠
今回は大船駅からではなく、今泉経由で来て、木曽塚、姫宮の墓に立ち寄ってから常楽寺へとやってきました
木曽塚は木曽義高の墓、姫宮の墓は北条泰時の娘の墓とされているのですが、源頼朝の娘の大姫の墓という言い伝えもあります